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とある魔術のindex_html

すきなものについて語ります

今月は趣味に100万円使った

音楽 バイオリン

1年半くらいレンタルしていたバイオリンを買い取った。私にとってはこれまでの人生でもっとも大きな買い物。それに加えて、練習やバンドセッション用のエレクトリックバイオリンと、あたらしい楽器ケースを買ったので、今月は合計3桁万円を趣味に費やしたことになる。やばい。

私がバイオリンをはじめたのは3年ほど前なのだけど、気づけばオーケストラではパートのトップサイドをやったり運営メンバーの一員になったりしているし、オーケストラ以外でもセッションやアンサンブルにも参加するようになって、ずいぶん活動の幅が広がってきた。楽器があると知らない人の輪にも飛び込んでいきやすい。

3年のあいだにときどき楽器のサイズやレンタル先を見直して、今私が使っているバイオリンは3台目。よく鳴って、見た目にも品格を備えた楽器と出会えたと思う。愛着も出てきたことだし買うことにした。

blog.sugawa-haruka.com

早くこの楽器を使いこなせる腕前がほしい。とはいえ、練習できるのは平日だと朝の仕度を終えてからの30分ほどと、仕事から帰ってきてからの1時間くらい。仕事で疲れている日や飲み会がある日は朝しか弾けない。ということでずっと、夜遅くなっても練習できるようにエレクトリックバイオリンがほしかった。

エレクトリックバイオリンはサイレントバイオリンとも呼ばれていて、ちょうどアコースティックギターに対するエレキギターと同じ存在。本体が木の箱になっていないので楽器単体では音が増幅されず、小さい音で練習することができる。

↓欲しい様子 blog.sugawa-haruka.com

買ったのはこちらのヤマハ製エレクトリックバイオリン。デザインが格好いいし、普段使っている肩当てをそのまま使えるし、エレキにしては軽量。お値段も、エレクトリックバイオリンの中ではお手頃な部類だった。

ヴィオラの音域も出せる5弦のものに興味があったけど、試奏してみたら移弦の感じが4弦と全然違った。これでは練習というよりはもはや別の楽器。ということで4弦に決めた。

楽器屋でエレクトリックバイオリンを物色していたところ、私の(アコースティックな)バイオリンに店員さんが興味を示して「いい楽器ですね!」と褒めてくれたり、工房事典のようなものをめくって、木目や形から「ドイツの堅い木材でつくられていますね」と鑑定してくれたのでなんとなく誇らしい気持ちになったりした。

次はアンプも買わないといけないかな〜と思ってたけど、シンセ用のスピーカーとして買ったコレがアンプを搭載していることに気づいたので買わなくて済んだ。

Roland ステレオ・モニター・アンプ CUBE Lite MONITOR CUBE-LM-WH

Roland ステレオ・モニター・アンプ CUBE Lite MONITOR CUBE-LM-WH

さっそくエレクトリックバイオリンと繋いでみたら、リバーブなんかもかけれたりして面白い。iPhoneから音を出して、それにのせて演奏もできるし、Rolandのアプリを使えばボーカルキャンセルとかもできた。思いがけず自宅での演奏体験も広がって満足。

1850年(頃)の楽器と2016年新作モデルの楽器が狭いワンルームに共存しているのは少し不思議なかんじ。

バイオリンをはじめるまではこれといった趣味もなかった私にとって、自分のためにこんな大きな買い物をすることになるのは驚きである。だけど、今はその価値を理解できる。3桁万円を無駄な出費にしないくらいの活動ができる自信もある。

「大人からバイオリンを始めた」と言うと驚かれることが多いし、実際に大人になってから始める人は少ないみたい。だけど3年間楽しくやってこれたので、新しく物事をはじめることに対してポジティブになれた気がする。楽しんでいればいつの間にか活動範囲は広まるし奥深さも増すんだな〜。

先週末は発表会でコンツェルトに挑戦した。本番の場数も結構踏んできたからそんなに心配はしていなかったけど、オーケストラやセッションでは他にも出演者がいるのに対し、ステージ上に1人という状態の場数はそんなに踏んでなかったことに、壇上で気がついた。やっぱり緊張した。



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今後はさすがに節約していこう…

製本作業

音楽

演奏会でやる曲の楽譜が揃った。

印刷した譜面を曲順にテープで貼り合わせて1冊に製本する。

角をきっちり揃える。

爪できつく折り目をつける。

楽譜がひとつの束にまとまると演奏会の形が少し見える気がする。

ここから、この紙の束に苦悩と協調とあらゆることを書き込むことになるだろう。

 

去年の楽譜を見返すと、今年の楽譜はまだまだきれいで、たとえるとしたら武道で試合前に一礼するときみたいな状態。

これからどんどん汚していく。

今週末は合宿。

楽器

バイオリン 音楽

先週末にバイオリン工房を訪れた。私の師匠とずっと付き合いのある工房で、2年ほど楽器をレンタルさせてもらっている。私はその楽器をとても気に入ってダンナと名付け、毎日イチャイチャしている。もうレンタルよりもお買上げしたいなという気持ちが起こり、工房に買い取りの相談に伺った。

工房では比較検討用に同じサイズ(8分の7)のものをひとつ試奏させていただいた。

バイオリンとは、いっちょまえに弾こうとしたなら量産品ではなく工房製のものを選ぶことになり、数十万円〜数億円にいたるピンきり沼に片足を踏み入れるものだ。職人さんによるとダンナは工房製で、形もふくらみも現行のフォルムとは違った特徴をもっているそうだ。「僕が修理したんですがほんとにいい楽器なんですよ」と誇らしげ。

試奏させていただいたのは80年前くらい?のフランス製で、仕上げのみを職人が手掛けた半量産品。とはいえ良く鳴ることは私にもわかるし、音色もやわらかく明るい感じだった。しかもお値段はダンナより4割くらいお安かった。結構心が揺さぶられたのだが、2年使い込んだ愛着には代えがたい!ということでやっぱりダンナと添い遂げることにした。

古いバイオリンはボディの木材が乾燥しきって湿度の影響をうけにくく、良い音がする。ダンナは新しく見積もっても1850年頃につくられたものだそうで、枯れた良い音が鳴るようだ。加えて見た目のアンティーク感というか、古い板にしかない風合いもかっこいい。買い取ることを決めたら、職人さんはうれしそうに、歯医者が使うようなミラーを取り出してf字孔に差し込み、これまでの修理跡をみせてくれた。

160年以上前にドイツかどこかでつくられて、1905年にチェコで修理された楽器が、たくさんの奏者や職人さんの手を渡って、私のところにやってきたのってすごく尊くないですか。よくぞ生き延びてくれたなぁ。私もこの楽器を引き継ぐのだから、見合う腕を身に着けなくちゃな。

昨日はセッションだった。バイオリンでの本番はもう10回目とかになる!演奏の機会に恵まれているのはありがたいことだ。 今回は正直なところ練習不足で、ミスが多かったのが悔しいのだけど、前回・前々回のセッションでご一緒した方から「毎回レベルアップしてるのがわかる」と言って頂けたし、1曲だけすごくうまくいったのがあって、それを褒めてもらえたので嬉しかった。バイオリンをやってない人から褒めてもらえたのははじめてかもしれない! そんなに緊張せずに弾けるようになってきたのも自分としては前進した実感がある。周りの奏者の方の演奏がとにかくレベル高くてリスナーとしても最高にたのしかった!

バイオリンをはじめて、あと2ヶ月くらいでちょうど3年が経つ。始めた頃は3日坊主で終わるかもしれないと思ってあまり表立って練習していることを言えなかったけど、今はすっかり自分の生活とアイデンティティの一部になった。バイオリンをやってなかったころの自分の生活はもううまく思い出せない。 弾ける状態があるかぎり大切にしていきたいなぁ。

今回のセッションでは3ポジと高音域に印をつける小細工をした。KIRINJIの弓木ちゃんがそうしているのを見て、よい演奏をするための工夫に感じ入り、真似した。安心感があって落ち着いて弾けてよかった。

お題「演奏できる楽器」 お題「愛用しているもの」

ギャップを埋める

目指すところ、目標、そういうのを定めて、その点と現状を比較したときのギャップを埋める……という生き方を今までしてきたし、生活においても仕事においてもそういう発想が染み付いている。自覚した問題はだいたいそれである程度の対策ができてきた。自分の力だけではどうにもならない人間関係とかにおいては、できなかったこともあるけど。

趣味においても同じ考え方をしていて、練習はいつも「できないところの把握」から着手する。 楽譜がなくて弾けないなら楽譜をつくるし、早いパッセージが弾けないならゆっくり繰り返し弾いて筋肉に覚えさせる。 自分で課題を認識できていないなら人に客観的に指摘してもらう。

最近はそれではどうにも伸び悩んでいる気がする。 5月にも同じようなことを書いてて、そこからの進歩があまり見えない。

blog.sugawa-haruka.com

録音したデータで尖ったノイズのような音がするのはスマートフォン内臓のマイクが良くないのかなと思って録音用のマイクを買ってみた。たしかに反響音を拾えるようになったので多少立体的に聞こえる。でもやっぱり出してる音そのものが悪い。 狭い部屋で弾いているからひびきにくいというのはどうしてもあるとしても、この明確なノイズがどうすれば減るのか。どうすればやわらかく鳴るのか。検索してもヒットしない。先生も教えてはくれない。言語化可能なものではないのかもしれない。

良い音を出せた瞬間の再現条件を考察していければいいんだけど、いっこうに良い音が自分のもとに舞い降りてくれないのだよなぁ。やっぱまだまだ基礎段階で、欲を出してはいけなくて、積み重ね時間が足りてないというだけなのかなぁ。

練習したい

音楽 バイオリン

毎朝の支度をしたあとで、楽器のチューニングをして基礎音階練習をする。これはなんだか瞑想的だなぁとよく思う。

チューナーの針がピシっと中心をとらえる音を狙って鳴らす。揺らぎのないはっきりした音を出す。なるべく継ぎ目のわからないように弓を返して次の音を正確に出す。これの繰り返し。

季節によって楽器の状態は結構変わるし、しばらく弾けない期間があるとチューニングはすぐに狂う。ペグをぐりぐり回して固定したら、今度は自分の状態がわかる。集中できる精神状態かどうか、力みすぎたり脱力しすぎたりしてないか。焦ってないか。

瞑想、という行為そのものは私はあまり合わないというか、目を閉じていると却っていろいろ気になってきてしまうのだけど、音階練習だとうまく自分のためだけの時間を用意できるように思う。

学生時代に鍵盤楽器を習っていた頃は練習あんまり好きじゃなかったけど、最近は楽器弾けない日が続くとストレスが溜まる。出張したときもなんとかして練習できるといいんだけどなー。

いつも自分のレベルに合ってない曲ばかり練習している。どう考えても無謀な譜面ばかりやりたいといって持ってくる生徒に対し、先生は咎めたりせずに一緒に攻略方法を考えてくれるので感謝しかない。どんなに難しいフレーズでも要素を分解してしつこくしつこく弾けないところを繰り返し練習すれば、だんだん形になってくることがわかったのは、デジタルなものにばかり触れてきてた自分にとってはかなり画期的なこと。

ただし弾けるとはいっても音符をそのままなぞることができるという段階に過ぎない。バイオリンの世界だとそれは最低限のことだというのは念頭に置いておかねばならない。弾けるじゃなくて聴かせられるようになるのが、バイオリン初心者から中級者への大きな隔たりだと思う。初心者の域を脱するまでに5年とか10年とかかかったりするのかと思うと恐ろしい世界である。 五嶋龍さんの子供時代の演奏とかYoutubeで見てみると、聴かせられるようになるには練習時間だけが重要じゃないって気がしてしまって、どうしてもその表現力がすぐに欲しくなる。実際は龍少年は幼くともめちゃくちゃ練習してるはずだけど。


1995 - Ryu Goto Plays Paginini at age 7

最近はそういうことばっかり気になって、ついビブラートかけまくろうとしたり弓を大きく動かそうとして力みがちになっている。どうやったらもっとなめらかでつやのある音になるのか。その手応えがまだまだ全然得られない。

サイレントバイオリンほしい

これがあれば深夜でも家で練習できる。 でも、手が小さくて普段7/8サイズのバイオリンを使ってる私には、フルサイズだとでかい問題がある。 分数サイズのサイレントバイオリン、出ないかなぁ。