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とある魔術のindex_html

すきなものについて語ります

新しい街の新しい景色

ときどき紙の日記を書いていて、今年からもう1冊増やして絵日記もつけるようになった。ブログは自分にとって外向きの意味合いが強いので、紙の日記にはもっとパーソナルなことを書き付けている。デジタルでも記録はつけられるけど自分の場合は手書きするのが性に合っているみたいで、なんとなく続けられている。 スマホでは写真を撮って記録。絵日記には印象のまま描いて色ペンなんかで飾り付けたりする。文字の日記には考えたこと感じたことを黒いペンでひたすらつらつらと書く。という使い分け。 これらによって記録、記憶、思考の3軸で重層的に日々をふりかえることができる。ひとつの出来事でも切り口によって異なった楽しみ方ができるところがお気に入りポイント。書く行為によって、写真にも動画にも写しきれない部分がページに宿っているような気がするのがいい。いまの私は、そういう事柄を丁重に取り扱いたい気分なのだ。

こうやって執拗に記録するようになったのは、楽器の練習を積み重ねているはずでも進歩がわからなかったり、毎日同じような日々を繰り返していたせいでいつ何をしたのか全く思い出せなかったりしたため。その甲斐あって、4ヶ月分溜まった日記をめくると、4ヶ月前の自分との差分はまあまあ明確になっている。

4月はいろいろと身の回りの変化があった。見慣れない風景をあちこち出歩いてみる時期が桜に彩られていたのは幸せなことで、これから先も折に触れて思い返したいなあと思う。ふりかえることを念頭に置いて毎日を過ごさないとあっという間に頭の中が目の前のことでいっぱいになってしまうから、今「新しい」と感じたことを「新しい」と書き留めておきたい。

暮らしのキロクというメモふせんシリーズを手帳に貼ると項目ごとに見返しやすくて便利。レッスンや体調の記録を主に使っている。

嫁の初陣

土曜日はセッションでした。 f:id:index_html:20170221145907j:plain なんだかんだでこのセッションにはもう4度目の参加になっている。まだまだへたな自分が演奏を披露する数少ない機会なので、ほかの参加者の方に対しては、ありがたいような申し訳ないような複雑な気持ちがある。

今回はエレキバイオリン(通称・嫁)(くわしくはaboutページ)をはじめて実戦投入した。やっぱりPAさんに調整してもらいやすいというか、アコースティックにマイクを取り付けているだけだとハウリングしたりノイズが乗ったりしてしまうけど、エレキだとそれがなくて、バンド系には合ってるなぁという感じ。「返しをもう少し大きめに下さい」とかのお願いをしてみたり、自分なりに少しずつ経験が積めているのかもしれないと感じた。

このセッションにはバイオリンパートは私しかいない。だから他の誰かと比較されることもなく、比較的平穏に参加させてもらっている。しかしバイオリンをやったことのない人から見ても、私の初心者ぶりは丸出しである。私は参加するたびに毎回「なんて恥知らずなことをしたんだ」と嘆かわしい気持ちになる。

ところが今回は演奏面で、よくなったね!ってたくさんいってもらえた。「ピッチが安定したね」「はじめて3年でこんなに弾けるの?」というふうにいってくださった方もいた。 何度も継続的に参加しているからこそ、こんなふうに評価して頂けるんだなぁ。前進していることを見てもらえるんだなぁ。うれしい。

Love is on line

Love is on line

ニュータウン

ニュータウン

千年紀末に降る雪は

千年紀末に降る雪は

次は「音に表情がついてきたね」って言われるようになりたいなー。がんばるぞ。

お題「演奏できる楽器」

本番

お客様でいっぱいの会場に、照明が反射してきらきらする楽器に、オーケストラ全員の身体がつくりだす音のうねりに、呼吸に、拍手に、書き込まれた楽譜に、考えぬかれたスコアに、楽曲への愛着に、挑戦に、1年間の活動のすべてがつまっていて、わたしはそれらをたまらなく愛している。


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がんばったな。まぶしかったな。たのしかった。一瞬だったなー。またやろう。

2016をふりかえる

2016はいろいろあったなー。

もうすぐ20代もおしまいという局面になると、身の回りのことはまあまあ軌道に乗ってきてはいるんだけど、今年はそれらを前進させたり一歩踏み込んで挑戦する機会に恵まれた1年だった。

職業人としての自分、趣味人としての自分、女としての自分、それぞれに対してちょうどいいバランスはまだまだ模索中なので、そこが2017の課題になりそうです。

 

バイオリンは3年続けて少しずつ上達を実感できているところ。まったくなんの下地もなくても、働きながらでも、楽しみながらひとつのことを身に着けていけるんだってことが確かめられたのは私にとって小さい誇りのようになりつつある。今年最後のレッスンでは先生から「子どもでも3年間でここまで弾けるようになる子はなかなかいない」と評価いただけた。

オーケストラでも運営メンバーとして演奏会に主体的に関わる立場になった。1月末の演奏会に向けてできることはぜんぶやりたい。100人を超える団体でひとつのことをやるのって大変だけど、100人ぶんの楽しさや好きって気持ちを思いっきり届けられたらと思っています。

 

仕事は、新しい役割に変わって面白いことが多かった反面、戸惑ったりうまくいかないことも多かったりした。手探りでご迷惑をおかけしてしまうなか、職場の方々には本当に温かく支えてもらっています。年末にこうして思い返すと、いろいろ助けてもらったことばかりが浮かんできます……すみませんでした、そしてありがとうございます。貴重な体験ができたので来年からはお返ししていけたらいいなあ。

今年は大変お世話になりました。2017年もよろしくお願いいたします。


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今月は趣味に100万円使った

1年半くらいレンタルしていたバイオリンを買い取った。私にとってはこれまでの人生でもっとも大きな買い物。それに加えて、練習やバンドセッション用のエレクトリックバイオリンと、あたらしい楽器ケースを買ったので、今月は合計3桁万円を趣味に費やしたことになる。やばい。

私がバイオリンをはじめたのは3年ほど前なのだけど、気づけばオーケストラではパートのトップサイドをやったり運営メンバーの一員になったりしているし、オーケストラ以外でもセッションやアンサンブルにも参加するようになって、ずいぶん活動の幅が広がってきた。楽器があると知らない人の輪にも飛び込んでいきやすい。

3年のあいだにときどき楽器のサイズやレンタル先を見直して、今私が使っているバイオリンは3台目。よく鳴って、見た目にも品格を備えた楽器と出会えたと思う。愛着も出てきたことだし買うことにした。

blog.sugawa-haruka.com

早くこの楽器を使いこなせる腕前がほしい。とはいえ、練習できるのは平日だと朝の仕度を終えてからの30分ほどと、仕事から帰ってきてからの1時間くらい。仕事で疲れている日や飲み会がある日は朝しか弾けない。ということでずっと、夜遅くなっても練習できるようにエレクトリックバイオリンがほしかった。

エレクトリックバイオリンはサイレントバイオリンとも呼ばれていて、ちょうどアコースティックギターに対するエレキギターと同じ存在。本体が木の箱になっていないので楽器単体では音が増幅されず、小さい音で練習することができる。

↓欲しい様子 blog.sugawa-haruka.com

買ったのはこちらのヤマハ製エレクトリックバイオリン。デザインが格好いいし、普段使っている肩当てをそのまま使えるし、エレキにしては軽量。お値段も、エレクトリックバイオリンの中ではお手頃な部類だった。

ヴィオラの音域も出せる5弦のものに興味があったけど、試奏してみたら移弦の感じが4弦と全然違った。これでは練習というよりはもはや別の楽器。ということで4弦に決めた。

楽器屋でエレクトリックバイオリンを物色していたところ、私の(アコースティックな)バイオリンに店員さんが興味を示して「いい楽器ですね!」と褒めてくれたり、工房事典のようなものをめくって、木目や形から「ドイツの堅い木材でつくられていますね」と鑑定してくれたのでなんとなく誇らしい気持ちになったりした。

次はアンプも買わないといけないかな〜と思ってたけど、シンセ用のスピーカーとして買ったコレがアンプを搭載していることに気づいたので買わなくて済んだ。

Roland ステレオ・モニター・アンプ CUBE Lite MONITOR CUBE-LM-WH

Roland ステレオ・モニター・アンプ CUBE Lite MONITOR CUBE-LM-WH

さっそくエレクトリックバイオリンと繋いでみたら、リバーブなんかもかけれたりして面白い。iPhoneから音を出して、それにのせて演奏もできるし、Rolandのアプリを使えばボーカルキャンセルとかもできた。思いがけず自宅での演奏体験も広がって満足。

1850年(頃)の楽器と2016年新作モデルの楽器が狭いワンルームに共存しているのは少し不思議なかんじ。

バイオリンをはじめるまではこれといった趣味もなかった私にとって、自分のためにこんな大きな買い物をすることになるのは驚きである。だけど、今はその価値を理解できる。3桁万円を無駄な出費にしないくらいの活動ができる自信もある。

「大人からバイオリンを始めた」と言うと驚かれることが多いし、実際に大人になってから始める人は少ないみたい。だけど3年間楽しくやってこれたので、新しく物事をはじめることに対してポジティブになれた気がする。楽しんでいればいつの間にか活動範囲は広まるし奥深さも増すんだな〜。

先週末は発表会でコンツェルトに挑戦した。本番の場数も結構踏んできたからそんなに心配はしていなかったけど、オーケストラやセッションでは他にも出演者がいるのに対し、ステージ上に1人という状態の場数はそんなに踏んでなかったことに、壇上で気がついた。やっぱり緊張した。



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今後はさすがに節約していこう…

製本作業

演奏会でやる曲の楽譜が揃った。

印刷した譜面を曲順にテープで貼り合わせて1冊に製本する。

角をきっちり揃える。

爪できつく折り目をつける。

楽譜がひとつの束にまとまると演奏会の形が少し見える気がする。

ここから、この紙の束に苦悩と協調とあらゆることを書き込むことになるだろう。

 

去年の楽譜を見返すと、今年の楽譜はまだまだきれいで、たとえるとしたら武道で試合前に一礼するときみたいな状態。

これからどんどん汚していく。

今週末は合宿。

楽器

先週末にバイオリン工房を訪れた。私の師匠とずっと付き合いのある工房で、2年ほど楽器をレンタルさせてもらっている。私はその楽器をとても気に入ってダンナと名付け、毎日イチャイチャしている。もうレンタルよりもお買上げしたいなという気持ちが起こり、工房に買い取りの相談に伺った。

工房では比較検討用に同じサイズ(8分の7)のものをひとつ試奏させていただいた。

バイオリンとは、いっちょまえに弾こうとしたなら量産品ではなく工房製のものを選ぶことになり、数十万円〜数億円にいたるピンきり沼に片足を踏み入れるものだ。職人さんによるとダンナは工房製で、形もふくらみも現行のフォルムとは違った特徴をもっているそうだ。「僕が修理したんですがほんとにいい楽器なんですよ」と誇らしげ。

試奏させていただいたのは80年前くらい?のフランス製で、仕上げのみを職人が手掛けた半量産品。とはいえ良く鳴ることは私にもわかるし、音色もやわらかく明るい感じだった。しかもお値段はダンナより4割くらいお安かった。結構心が揺さぶられたのだが、2年使い込んだ愛着には代えがたい!ということでやっぱりダンナと添い遂げることにした。

古いバイオリンはボディの木材が乾燥しきって湿度の影響をうけにくく、良い音がする。ダンナは新しく見積もっても1850年頃につくられたものだそうで、枯れた良い音が鳴るようだ。加えて見た目のアンティーク感というか、古い板にしかない風合いもかっこいい。買い取ることを決めたら、職人さんはうれしそうに、歯医者が使うようなミラーを取り出してf字孔に差し込み、これまでの修理跡をみせてくれた。

160年以上前にドイツかどこかでつくられて、1905年にチェコで修理された楽器が、たくさんの奏者や職人さんの手を渡って、私のところにやってきたのってすごく尊くないですか。よくぞ生き延びてくれたなぁ。私もこの楽器を引き継ぐのだから、見合う腕を身に着けなくちゃな。

昨日はセッションだった。バイオリンでの本番はもう10回目とかになる!演奏の機会に恵まれているのはありがたいことだ。 今回は正直なところ練習不足で、ミスが多かったのが悔しいのだけど、前回・前々回のセッションでご一緒した方から「毎回レベルアップしてるのがわかる」と言って頂けたし、1曲だけすごくうまくいったのがあって、それを褒めてもらえたので嬉しかった。バイオリンをやってない人から褒めてもらえたのははじめてかもしれない! そんなに緊張せずに弾けるようになってきたのも自分としては前進した実感がある。周りの奏者の方の演奏がとにかくレベル高くてリスナーとしても最高にたのしかった!

バイオリンをはじめて、あと2ヶ月くらいでちょうど3年が経つ。始めた頃は3日坊主で終わるかもしれないと思ってあまり表立って練習していることを言えなかったけど、今はすっかり自分の生活とアイデンティティの一部になった。バイオリンをやってなかったころの自分の生活はもううまく思い出せない。 弾ける状態があるかぎり大切にしていきたいなぁ。

今回のセッションでは3ポジと高音域に印をつける小細工をした。KIRINJIの弓木ちゃんがそうしているのを見て、よい演奏をするための工夫に感じ入り、真似した。安心感があって落ち着いて弾けてよかった。

お題「演奏できる楽器」 お題「愛用しているもの」